私がITを始めたわけ。

私は何かを始めるとビギナーズラックがあるタイプの人間です。
子供の頃は、繰り返し何針も縫う怪我をするバカな野球少年でした。

野球もそうで、始めた当初はキャッチボールも出来ませんでしたが、割とすぐに上達し、
小学校3年の頃から小さな地元小学生チームのレギュラーでした。
何度怪我をしてもプロ野球選手になるために練習を続けていました。

しかし中学生の頃、部活の練習で怪我をして、
足の腫れが止まらなかったのでいつもの病院に行くと、
「靭帯が伸びていて、もうスポーツレベルの運動は続けられない。」と告げられました。

頭が真っ白になり、「怪我をかばいながら野球を続けるか、夢を諦めるか、どうしようか」と悩みました。
私は夢を諦めました。チームのメンバーには何度も「戻ってきて。また野球やろう。」と言われました。
野球が嫌いになったわけではありません。でも、今できても長くは野球が出来ないので嫌いになろうとしていました。

野球がなくなって残った時間はあまりに退屈で、残りの人生を考えるのが嫌で、
それほどゲームが好きだったわけでもないのにゲームばかりして過ごしました。
何か満足ができて時間が潰せるものが欲しかったのです。

その後、学校の友人に教えてもらってネットのオセロゲームコミュニティで遊びました。
そのとき戦ったネット上の人と友達になりました。

野球をなくして何も取り柄がなくなった私がネットで友達を作れたことが単純にうれしくて、少し気分が楽になったのです。
これがITはただの技術ではなく、人と人をつなぐものだと初めて感じたときでした。

この経験があったからこそ、大学でITでより便利な社会になるように技術を学び始め、
今も勉強を続けることができています。